スーパードルフィー“しおん”

スーパードルフィーを中心に、つれづれなるままに日々を

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ドールが出る小説

 最近、芥川賞受賞小説を読むのにハマっていまして、今日、赤染晶子『乙女の密告』(2010年芥川賞受賞)を読みました。
 舞台はとある外国語大学のドイツ語学科で、とあるドイツ人男性の教授が出てくるのですが、この教授、ドールオーナーで、ドールを抱えてバスに乗って出勤したり、ドールを抱えて授業に出てきたりするつわものなのです!

「鞄に入る」という描写があったので、大きさは幼SDくらいなのかなと思います。女の子のドールのようですが、どんなドールなのかは不明です。おそらくドイツ製のドールなのでしょう。ウィッグは取れないようです。
 ドールを抱えてバスに乗るとか、バスで居眠りしてドールを落とすとか、ドールを溺愛しているようであまりドールを大事にしていないというか、キャリーバッグに入れて持ち運べよとかオーナー的視点では突っ込みどころ満載でした。

 さらに面白かったのはドールが誘拐されるところで、誘拐した犯人が誰かとかどうしてドールが誘拐されたのかとかはネタばれなのであえて語りませんが、うーん、ドールオーナーにしては無防備すぎるなあと思いました。
「モーツァルトを聞かせてあげてください。ベートーヴェンでは怖がるんです」とか苦笑。
 熱心にドールと会話するシーンも苦笑。
 作者の友達にドールオーナーがいたのかもしれないですが、こんな扱いしていたらメイクが傷だらけだろうなと思いました。意外とずっしりと重いという表現はリアルで、ドールを持ってみたことはありそうですね。


 ここまで書くとコミカルな小説な感じですが、『アンネの日記』のアンネ・フランクと重ね合わせていくストーリーで純文学ぽい重さが加味されていきます。
『マリア様がみてる』的な雰囲気で、男の私にはよく分からないですが、大学生でも女の子だけ集まればこういう世界になるのかなあと思ったり。

 もっとドールをドールオーナーの視点からリアルに熱く書いてほしいと思うのですが、そんな小説は私が書くしかないのかなと思ったりした今日でした。芥川賞まで行かなくてもいいですがw
 

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